こんにちは、まれひかです。
このブログにおいてもメインとなってくるであろう僕の職種【鍼灸マッサージ】についてご紹介をしていこうと思います。
早速ですが、皆さん。【鍼灸マッサージ】と聞くとどんなイメージを抱きますか?
イメージ予想
- マッサージ ➡︎ 気持ち良い
- 鍼 ➡︎ 注射嫌いなんだよね〜・痛そう・怖い・後遺症残るんじゃないの?
- 灸 ➡︎ 身体に火つける?燃やす?てか、そもそも何を使ってどうすんの?悪いことした時にするやつじゃないんですかア〜??
おそらくこんなところでしょうか。
というか、実際治療しててよく聞くのがこの言葉たちですね。やっぱり鍼灸を知らない人のイメージは同じような感じが多いんだな〜といつも思わされます。
実際に治療を受けてみないと何とも言えない部分が大きいとは思いますが、この記事ではこういうイメージを少しでも払拭してもらいながら、鍼灸マッサージ師という職業について知るきっかけになれば嬉しいなと思いながら、パソコンをポチポチしていきたいと思います。
鍼・灸・マッサージの違い
皆さんのイメージでも違いはあるかと思いますが、【鍼】【灸】【マッサージ】では、行う治療の内容も違えば、効果も違います。
どんな治療をして、どんな効果があるのか知らない方も多いと思うので、簡単に紹介していきましょう。
鍼について
実際に治療を受けたことや見たことがある人もいると思いますが、治療で使用する鍼はかなり細いです。髪の毛ぐらいの細さというと一番分かり易いでしょう。もちろん長さや太さは色んな種類がありますが、よく治療で使われるのは0.14~0.34mmぐらいの間かと思います。僕は実際の治療で0.16~0.20mmの太さの鍼を使うことが多いです。症状や目的によって長さや太さ、種類を使い分けます。
では、注射針の太さはどれほどなのか気になりますよね。だいたい0.7~0.9mmとされています。鍼治療でかなり太い鍼を使用したとしても倍以上の太さです。目で見ても一目瞭然の違いですので、鍼治療は注射とは全く違うというのを覚えて貰えると嬉しいですʕʘ‿ʘʔ
かなり細い鍼を使っているだけあって、多くの人が鍼治療でイメージしてしまうであろう痛みはほとんどありません。たまにチクッとすることがある場合もありますが、ほとんどの場合は気にならないぐらいの痛みです。
と、ここまで聞くと「鍼治療って痛み無いんだー!少なからず身体に鍼打つのにな。」って思われるかもしれませんが、例外がある事をお伝えしなければなりません。
それは、大きく分けると二つ。
- 神経に鍼が当たった時
- 反応点に鍼が当たった時
「神経に鍼が当たった時!?そんなんしたら後遺症残るんじゃ無いのか!?」
と思う方がほとんどだと思いますが、後遺症は残りません。何故ならこのぐらいの細さの鍼で神経に傷はつかないからです。もっと太い鍼なら危険ですが、鍼治療で使う鍼の場合は神経に当たったらその神経の走行に沿って『ビリビリ』という感覚が少し来るような感じです。あとに痛みが残ったりもしないです。
身体中に走りまわっている神経ですが、ここまでの痛みが出ることは頻繁にあることではありません。僕達鍼灸師はビリビリするような痛みが出やすい場所も把握しているので、もしそんな場所に鍼を打つ場合は、ちょっと痛いかもしれないことを前もってお伝えするのでご心配なく。
次に反応点(ツボや筋肉など)に鍼が当たった時です。当たったというよりも、当てたという表現の方が正しいかもしれません。これは痛みのある症状などを良くするために狙って当てにいきます。つまり悪い痛みではないということです。治療をする上で必要な刺激で、この反応点に当たると『ズーン』と重い痛みがきます。
と、ここまで説明しましたが、結論、鍼治療は基本的に痛くは無いが、稀に神経に当たってしまって痛むことがる場合と、反応点に鍼を刺すことによる痛み(悪い痛みでは無い)がある事を覚えておいてもらえたらと思います。
鍼の効果
鍼の太さや痛みについてのイメージを変えてもらえる話の次は気になる効果ですね。
これは鍼・灸ともにですが、一番の効果は【人間が本来持っている自然治癒力・自己免疫力を高める】です。
これだけ聞くと、なんだそりゃ?となると思うので、もう少し詳しく説明しますね。
聞いたことがある人も多いと思いますが、鍼を打つと血行の流れが良くなります。このメカニズムはこんな感じです。
メカニズム
- 鍼を打つ
- 皮膚や筋肉に小さい傷(もちろん目ではわからないぐらいの傷)をつける
- 傷を治そうとするために血流を集める
- 細胞が活性化する
- 自然治癒力を高める
- 傷が治っていく
またこの流れの中で、皮膚や筋肉に分布する感覚神経を刺激することで、痛みを鎮めてくれる作用もあります。
このような感じで本来誰もが持っている自然治癒力を呼び起こすサポートをしてやるわけです。
因みにご紹介だけ。【ていしん】という刺さない鍼もあります。赤ちゃんの治療を行う時などはよく使いますよ。
お灸について
お灸は、【もぐさ】というものを使って行なっていくのですが、そのもぐさは【よもぎの葉】を乾燥させて作られます。
このもぐさを施術者は指で米粒大程の大きさにします。この事を【ひねる】といい、捻り方も親指と人差し指を使って作るやり方があります。ツボに熱刺激を与えることで血流量をあげ、自然治癒力や免疫力を高める効果や鎮痛効果もあります。
もぐさの『大きさ・硬さ・柔らかさ・数・精粗』で身体に与える熱刺激量を調整し、患者さんの症状や身体の状態に合わせて強めの刺激を与えるのか、弱めの刺激を与えるのか決めていきます。
ここで気になるのが、「そんな事したら火傷するんじゃないの、、、」という事だと思います。熱いのを我慢してもらうこともあれば、ほんのり温かい気持ち良いお灸をすることもありますが、ご安心を。熱い刺激を与えるようなお灸だとしても火傷になったり、跡が残ったりするようなことはありません。お灸を消すタイミングや、火傷防止のシールを貼ったり、軟膏のようなものを塗ることで火傷防止策を行います。
今は【せんねん灸】などがあるので、市販で購入して簡単に行える【セルフ灸】も流行っていますね。
あん摩・マッサージ・指圧について
この中のマッサージという言葉が一番馴染みがあるかなとも思います。
実は皆さんがよく知るマッサージも種類や手技がある事をご存知でしょうか?一概に揉むだけではないんです。
それが【あん摩】【マッサージ】【指圧】の三種類です。あん摩・マッサージ・指圧は、『揉む・さする・撫でる・押す・叩く』などの手技を使います。そして、患者さんの症状に適した刺激量で、目的に応じて手技を使い分けます。
せっかくなので、あん摩・マッサージ・指圧の違いについても簡単にご紹介していきましょう。
マッサージとは
身体中に存在するリンパや血液の流れ、筋肉の走行に沿って施術を行います。基本的には身体の中心(心臓)に向かって刺激を与え、筋肉やリンパ、血管に直接的にアプローチをかけたり、神経系へ刺激を与えることで内臓系へアプローチをかけていきます。
あん摩・指圧
身体には361のツボ(経穴)があるとされています。あん摩や指圧は、そのツボ(経穴)やツボの通り道(経絡)を刺激します。マッサージとは反対に、あん摩・指圧は、身体の中心(心臓)から末端部(手や足)に向かって施術を行なっていきます。
詳しく書き出すと頭がこんがらがるかもしれない(僕もこんがらがって長く書いてしまいそう)ので簡単にではありますが、大きくこのような違いがあります。
今までマッサージを受けていた人も実はマッサージでもあり、それはあん摩、もしくは指圧かもしれませんね。このあたりは細かい部分でもあるのであまり気づかない人も多いのではないかと思います。
鍼灸マッサージというものがどんなものか少しわかってもらっていただいたところで、「では早速鍼灸院へ行ってみようー!!」とはならないと思いますので、これから鍼灸マッサージ・運動・ストレッチなどなど、この職業、また身体の健康関連の記事を投稿していき、もっと鍼灸やマッサージ、運動なども含めて良さを知ってもらえるきっかけになっていければと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。
今回は鍼灸マッサージの紹介ってこともあって、こんな感じですが、これからは面白おかしく書いていき、文字で読んで楽しく知ってもらえるようにしたいので、徐々に文章が変わってくると思います〜。温かい目で見てくれたらなと。頑張ります〜。
おしまい。