ここ一ヶ月特にやる気に満ち溢れている。
1日24時間では足りない!
もっと活動している時間を長くしたい!
睡眠時間が惜しい!
寝ている暇なんてない、やらなきゃいけないことはたくさんある!
そう思う気持ちが前面に出ている。
よくない傾向だ。
これは自分の感情をコントロール出来ていない証拠なのである。
そう思うようになったのは、この数ヶ月の話。
昔から浮き沈みが激しい性格。
やる気に満ち溢れていると思えば、長くは続かず、また意気消沈。
やる気がなくなるわけではないが、沈んでくる。
そこに追い討ちをかけるのが、不安・罪悪感・劣等感。
「なんでこんなにも出来ないんだ。」
「この間にも出来る人間は努力しているんだろう。」
「自分には向いていないことをしているのかもしれないな〜。」
どんどんマイナスな思考へ転換されていく。
自分が嫌になる。
まだ何も出来ていないことに、自己否定をして不安を募らすばかり。
そう。まだ何も出来ていない。
わかっているようで分かっていなかった。
一月に海外(カナダ)へ行った。
英語も全く喋れないのに、一人で海外生活をスタートした。(※新型コロナウイルスの影響で三月に帰国。)
自分のやりたい事をやっていただけあって、
またしてもやる気に満ち溢れていた。一年という限られた期間の中でどれだけ英語を喋れるようになれるか。
必死に勉強した。
が、そんな簡単に成果は出ない。まだ何も出来ていないから。
成長しているのかわからない期間が続いた。
ダメだな〜、どうしたらいいのか。。。
悩んだ。悩めば悩むほど迫ってきたマイナス思考。
話すのが怖くなりかけた。
でも、時間は限られている。諦めるわけにはいかない。
そもそもある程度話せないと、生活が不自由なのだ。
やるしかない。
まだ何も出来ていない自分を受け入れて吹っ切った。
不器用なりに努力した。
間違えてもたくさんの人となるべく話すように意識した。
家でいても、スタバに行っても、カフェに行っても、お昼ご飯食べに行っても学習していた。
それを継続して二ヶ月少し自分で変化を感じとることができた。
会話がスムーズになり始めた。
モチベーションも一気に上がった。
そんな時に訪れた新型コロナウイルスの流行。
苦渋の決断で緊急帰国を選んだ。
もともと自分が描いていた計画が大きく崩れた。
様子を見ていたが、流行も収まるわけもなく、カナダに戻ることも諦めた。
もともと2021年の2月に海外から帰国し、4月に本業である鍼灸マッサージ師として完全復帰して東京に出ていきたかった。
夏を越すぐらいまで様子を見て、8月には無理やりでも東京に出て行こう。
そう思っていた矢先、祖父に癌が見つかった。
幸い命に別状はなかったが、
無理やりでも東京に今出ていくことが自分中で選択出来なくなってしまった。
仕事をしないままでいるわけにもいかず悩んだ。
今頃本当は海外でいて必死に英語を勉強して苦労しながらも楽しく海外生活送っていたはずなのに。何をしているんだろう。
どう考えられずにはいられなかった。
とにかくまずは本業には戻ろう!!
でも、気持ちを持っていくには少し時間がかかった。
今だからこそ出来ることは何かないのか。
身動きが取りにくい状況なら徳島で何が出来るかを考えた。
何が出来て、何が出来ない?
まだ出来ていないことは何か。
ん?
まだ何も出来ていない?な。
今だからこそ何でもやってみるしかないのかもしれないな。
そう思えるように知らぬ間になっていた。
海外での生活は不完全燃焼で終わってしまったが、
意味がなかったわけではなかった。
自分の言いたいことも通じない歯痒さ、もどかしさの毎日だった数ヶ月前を思い出す。
そんな自分を受け入れて不器用なりに努力した日々。
それを考えれば、今は伝えたいことも伝えることも出来る。
やろうと思えば何だって海外にいた時よりもチャレンジ出来るな!
気持ちの切り替えが早くなった。
悩みながら、不安になりながらも今だからチャレンジすることを選んだ結果、
僕はアパートを借りて小さい規模だが、
鍼灸院を開業した。
もちろん東京へ行くことも諦めていない。
今は行くことが出来ないなら、今は徳島でやれるだけの事をやろうと思う。
それが今後に繋がると信じて、努力することを決断した。
東京進出に限らず、どんな形で自分のやりたい方向に進んでいけるかわからないが、
今の自分の想像を超えられるように努力しよう。
新しい取り組みに踏み込んだ9月は自分にとって大きな月。
俄然やる気が溢れている。
だけど、まずはそのやる気を観察し、分析してみる。
やる気に満ち溢れている時こそ、感情のコントロールと活動と休息のバランスを確かめる。
やる気の使い方は人それぞれで、
紙一重で活力にも、落ち込みにもなる。
それが自分なのだ。